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« 泣き怒るイタリア人、泣き笑う日本人 | トップページ | イタリアでBAR探し »

2011年7月29日 (金)

BARに生息するイタリア人たち

 

毎朝毎晩通勤電車に揺られ、その時間が今の私の唯一の読書タイム。

今回イタリアで買った本の中で、電車で立ち読みするのにピッタリの本が、ご存知STEFANO

BANNI(ステファノ・ベンニ)の『BAR SPORT』。1947年にボローニャに生まれた人気作家

である彼の代表作で、今回このBARシリーズ3冊を含めた4冊を日本へ持ち帰りました。

 

Stefanobenni_barsporto

 

イタリアの町を歩くと、たくさんのバールに出会えます。イタリア人の生活に欠かせない空

間であるBAR。そのBARを舞台に、そこに集う人々、というよりもそこに“生息する”人々と

いう言葉がふさわしいような、個性豊かなBARに関わる人物を、彼独特の執拗な描写で、

時に皮肉な調子で書き出しています。一つのテーマで短いものであれば2、3ページの構

成なので、電車の中で読むのに丁度いい読み物。大笑いすることはないけれど、思わず

ニヤリと笑ってしまうステファノ・ベンニの文章は、結構病みつきになります。

 

今半分くらい読んで、気に入ったのが“IL PROFESSORE”

美しいひげをたくわえた教養ある紳士のプロフェッソーレは、BARでも皆から尊敬される親

切で礼儀正しい人間。ですが、ひとつだけ彼に自制心を失わせるものがあります。

それは、“間違ったイタリア語”。

『Posso offrirci un caffe`?』

誰かが彼にこういうと、彼は冷たい声でこう答えます。

『文法を勉強しなさい、そして10月に“私に”カッフェをおごりに戻って来なさい』

(学校を出直して来い、みたいな感じでしょうか)

またある時は、BARの使い走りと共にエレベータの中に閉じ込められ、3時間間違いだら

けのイタリア語を聞かされた末、ヒステリーの発作で2週間寝込まなければいけなかったと

か。私は絶対出会ってはいけない人です、プロフェッソーレは...

 

かなり誇張してるかなと思いながらも、いそうだヮそんな人、と納得することしきりのこの

『BAR SPORTO』は、1976年が初版。今から35年も前の作品なんですね。

今では、BARで公衆電話やビリヤードを見つけることはありませんが(行くとこ行けばある

かも?)、人間は絶対欠かせませんから、今もこういう個性的な人たちがBARで毎日を過

ごしているとしたら面白い。

 

私のBARでの思い出をひとつ。学校の仲間とBARでおしゃべりしていたときのこと。一人が

『昨晩はスパゲッティ・ボロニェーゼを作ってね~』と言うと、後ろに座っていた年配のご婦

人が、ちょっと待った!をかけました。『ボロニェーゼソースはね、スパゲッティで食べちゃ

あダメ。タリアテッレじゃないと!!』そこから、延々続くボローニャ伝統料理の話に、興味

津々のBARタイムとなりました。こんな感じで自然に話にはいってくるんですよね、おじさ

ん、おばさんは。やっぱり大阪人に似てる。

 

20110729_2  

  

ボローニャの奥様が、最近モダンなBARが増えたと仰っていたように、残念ながらそんな

アクの強い人たちが生息するBARはなかなかお目にかかれませんでした。あるいは常連

色の濃い雰囲気を無意識に避けたのかもしれません。次回こそはディープなBARに足を

踏み入れて、“プロフェッソーレ”や“BARのノンノ”を観察してみよう。

 

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ボローニャ生活」カテゴリの記事

コメント

risonettaさん、こんばんは。

そうそう、私もステファノ ベンニの本を何冊か持っています。
で、どれだけ読んだのかというと恥ずかしいくらい少ないのですが・・・
risonettaさんのおっしゃる通り、ニヤリとしてしまう作品多し!ですよね。

でも私は(乗らないけど)、通勤電車の中では無理だなあ。
だって、電子辞書と両方は広げられないから・・・(涙)&(笑)

forchettaさん、こんばんは!

やはりベンニの本は有名なのですね。
というのも、実は最近まで知らなかったのですが、
今回のボローニャ滞在で彼の作風にすっかり目覚めましたhappy01

私もまだまだ知らない単語ばかりですが、とにかく勢いで読んでいます。
でも肝心のオチというか、括りのところがわからない時があって、
ちょっと悔しく、辞書を引いてなるほど納得!しています。

実はこれを書いて気づいたのですが、
以前日本語訳で読んだアルベルト・モラヴィアの『RACCONTI ROMANI』
彼の作品も是非イタリア語で読んでみたいですね。

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