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« レデントーレの祝祭~イタリアからの便り | トップページ | BARに生息するイタリア人たち »

2011年7月24日 (日)

泣き怒るイタリア人、泣き笑う日本人

 

この話、書こうかどうしようか迷いましたが、これもイタリアでの、特にロベルタとの思い出

深いエピソードなのでやはり書いておこうと思います。

 

ロベルタとガエターノと一緒にパヴィーアへ行った時のこと、あるトラットリアで昼食を取りま

した(この時の話はこちら)。泣き怒るロベルタの機嫌が直った後のこと、彼女は私にあ

ることを尋ね、私は不覚にも涙を流してしまいました。答えようと思っても言葉が出ず、ポ

ロポロと涙する恥ずかしさをごまかすため、笑いながら『ごめんね』という私に、彼女は『い

いのよ、話したくなければ。さぁっ!食べましょ』と。その話はそこで終了。

 

20110724_1 

 

長い一日に疲れ、家に帰って部屋に入る私をロベルタは呼びとめ、こう言いました。

『昼間のあなたを見て不思議に思うの、何故辛いことがあっても笑っていられるの?

 私はあなたの国の災害をテレビで見たわ。どうして日本人はあんな辛いめにあっても

 冷静でいられるの?私たちなら、きっとこうよ』

と、『Noーーー!○×@△□ーーーー!!!』と言葉にできない声で絶叫しました。

不謹慎にも、私はそのリアルな絶望表現に笑ってしまったのですが、彼女は真剣だから私

も真剣に答えなければ。結局、その時の私の答えはこうでした。

『辛いとき、私たちも心の中では泣いてるよ。喚いたり、叫んだりしないのは、全てはどうし

 ようもないこと、受け入れざるを得ない運命だと思うから。私は信仰を持たないけど、人

 には運命があると信じてる』

拙いイタリア語で答えたこの言葉が、果たして答えになっているのか今でも解らないけれ

ど、ロベルタは日本人はdignitosoだ(品位がある、気高い)と言ってくれました。

私自身にはその言葉は全くもったいないのですが、日本人をそういう風に感じてくれるの

はとても嬉しく、彼女のことはやはり憎めないのでした。その後もイタリアで過ごす中、イタ

リア人(特にロベルタ)の感情の豊かさ、激しさに驚き、日本人の抑えた感情表現は特異

なのだと改めて納得。

 

20110724_2  

 

イタリア人とか日本人とか、ひとくくりに出来ないこともこの3ヶ月で改めて納得したことで、

それを承知で書きますが、西洋人が日本人といえばサムライというように、日本人には

武士道ともいわれるような倫理観やいかなる時も冷静でいることを重んじる精神が残っ

ていることは間違いないと思うんです。そして線の細い我々日本人に比べ頑強な西洋人の

彼等が、絶望に泣き喚いたり叫んだりできるのは、まだそれだけの力が残されているから

ではないか、とも思います。でもエネルギーでは負けても、日本人には粘り強い、内に秘め

た強さがあるはず、ですよね。

さて、皆さんならロベルタの問いにどう答えるでしょうか?

 

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ボローニャ生活」カテゴリの記事

コメント

ますますロベルタさんのファンにhappy02

この最後の質問は,ちょっとその状況に居ないので,何とも言えませんが…。

一つはっきり言える事は、ロベルタさんも 店子がrisonetta さんでしたので、
逆に学ぶ事が多かったのではないでしょうか?
多分、日本人って、こんな人達だったんだ〜! 
でなく、
『risonetta さんは こんなに素敵な人だったんだわ!』ってね。
同じ状況に私が店子として居ても、また違った結論になったでしょうからね。

こうなると、人種や習慣が 人の誤解を産んだり、
      言葉不足があらぬ結果になったりするのでしょうが
最後は、人柄が決定的になる様に思いますが?
なぁ〜〜〜〜んちって。偉そうだしたワンワン。 すんまそん。coldsweats02

BB様、こんばんは!

最後の一言、わかりにくかったですね、ごめんなさい。
どうして日本人があの悲惨な状況でもパニックを起さず、秩序を重んじらたのか、
この疑問はロベルタのみならず、たくさんの人に尋ねられました。
でも、そのどうしてにはなかなか納得のいく答えができませんでした。

素敵な人~@@!?それは思ってないだろうなぁ(謙遜でなく)
彼女から見ると、寡黙な日本人、だったでしょうね。
世話好きの彼女は、なんとか私に口を開かせようとあれこれ絡んできました(笑)。
本当にありがたいことですね。

こんばんは、risonettaさん。

難しい宿題を渡されたような感じで、ここ何日間かずっとその答えを探していました。
実際、ロベルタさんと暮らしたrisonettaさんは、彼女の中のイタリア人を感じたでしょうし、
その反対にロベルタさんはあなたの日本人気質をみつけたことでしょう。

それって、とても大切なことだと思います。
民族の違いや宗教観の違いもお互いに認めあって、分かり合える、ということが。

泣き怒る人、泣き笑う人のところは、ちょっとわかりにくいのですが、
今日 イタリア人の先生が、「日本人は感情を表に出さないのが上手ね」と言われたことで
少しだけわかったような気がしました。

「感情を表に出すのが下手」ではないのです。
今、この時から少しでも先のことを考えると、そして周りの人と悲しみをわけあうとき、
冷静に行動することの大切さを知っているからこそ、感情的にならずにいられるのではないでしょうか。
でも、risonettaさんのいうように、心の中では悲しいのです。
私からしてみれば、ロベルタさんのように、泣いて怒ったりしてみたいなあ・・・なんて
憧れがありますが。

forchettaさん、こんばんは

この問いについて考えて下さって、嬉しいです。
私たちにとって自然なことを、こうして改めて問われると、
なかなか上手く説明できないものですね。
forchettaさんの書いて下さった答えに、私も少しすっきりしました。

forchettaさんの仰るとおり、お互いを認め、分かり合える人の
存在は本当に貴重ですね。
そして、「日本人は感情を表に出さないのが上手ね」。
これはそういう日本人への尊敬の心を持ってでた言葉だとしたら嬉しいですね。
forchettaさんも良い先生に恵まれていらっしゃるのでは?

日本人の細やかな精神はなんて心地がいいんだろうと、イタリアで何度も思いました。
でもロベルタの激しい感情表現も確かに魅力的だったなと、過ぎた今思います。
ちなみに、泣き怒る人、泣き笑う人は“ロベルタと私”という意味で書きました。

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